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守ろう、石川の冬の食文化

【写真は 干し大根のせり風景】 石川県産干し大根がピークとなり、毎日せり販売されています。大根は干すことにより保存性が高くなります。また適度に干された大根は、甘みが凝縮され、美味しいたくあんに生まれ変わります。石川県では粟崎五郎島が産地の中心で、日本海からの寒風の中で干されたものです。すべて個人出荷であり、干し具合、風味、外観など、作り手それぞれの個性が溢れています。たくあんの元がずらりと並び、生産者ごとにセリが行われ、次々とプロの目利き達が値を付けていく様は、冬の金沢市場の風物詩になっています。しかし、かつては山側の志賀町五里峠でも品質の良いものが生産されてました。担い手・生産量は減少傾向にあります。日本の冬の食文化。大事に守っていきたいものです。

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