実施日時 2011年7月21日(木) 14:30~16:00 |
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場所 食育会館スタジオDo |
参加者 青果専門小売商、食品スーパー青果担当者、仲卸業者、卸売業者、農協職員
開設者等 総勢50名 |
主催 JA金沢市、金沢市中央卸売市場青果部取引協議会、金沢市
金沢市農産物ブランド協会 |
後援 北國新聞社 |
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講師 北陸大学薬学部東洋医薬学準教授 劉 園英(りゅう えんえい)
料理研究家 石野典子、仕平幹子 |
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「地場農産物活用促進勉強会」とは |
普段食べている地場農産物が持つ機能性に着目し、その効能を食に関連する生産・流通
加工・行政・教育等の各団体関係者が理解し、料理法等を消費者に伝えることにより
地産地消の推進と消費者の健康増進を図ることを目的としています。
今回取り上げた地場農産物は金沢そだちに認定されている「スイカ」です。 |
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講演会 |
初めに主催者である、金沢市農業協同組合代表理事組合長兼金沢市ブランド協会会長の
上坂英善氏と、丸果石川中央青果㈱代表取締役社長松本久典氏からの挨拶があり、続いて
講師の劉園英先生による講演が始まりました。
テーマは「医食同源と地産地消」。「医食同源」とは、バランスの良い食事で病気を予防し、治療しようという考えです。人間は何万年も自然界のサイクルにリズムを合わせて
生きてきたことにより、自然の営みにあった旬のものを食べて、その季節に合わせて体調を
整える術を身に付けてきました。だからこそ、何をいつ食べるのかを意識することが健康にはとても大切なのです。他にも、中国では「スイカの種」が漢方として利用されており
炒って食べると美味しいことや、実の部分よりも皮の方が抗酸化作用や利尿効果、疲労回復作用のある成分が多く含まれているといったお話がありました。最後に唇の乾燥、のどの
炎症や利尿などに効果がある「スイカの皮スープの作り方」も披露され、講演は終了しま
した。 |
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試食会 |
テーマは「スイカの皮を使用した健康料理」です。料理研究家の石野典子先生らに、スイカの皮を使った4品を調理していただき、試食会の運びとなりました。普段はゴミとして捨ててしまうスイカの皮を使った料理に、参加者は戸惑いを隠しきれない様子でしたが、実際に食べてみると意外な美味しさに一同びっくり。一番好評だったのは「スイカの皮と茗荷の
天ぷら」で、真っ先にお皿が空になってしまいました。石野先生曰く「この料理のポイントは、揚げ衣に米粉を使っていること」で、小麦粉には粘りの元であるグルテンが含まれているのに対し、米粉にはそれがないので、時間が経っても揚げたてのさっくりとした食感が
楽しめるそうです。 |
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西瓜の皮を使ったメニュー
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・スイカの皮を使ったピリ辛風サラダ
・スイカの皮を使った3品目サラダ
・スイカの皮と茗荷の天ぷら
・スイカの皮のサッと漬け |
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ご参加いただいた皆様ありがとうございました。 |
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