5月14日（木）、金沢市の伏見台公民館にて「食生活を考えるみんなの集い」が開かれました。参加していただいたのは伏見台女性学級の皆様、総勢30名です。
 この公民館では今日が3回目の料理教室で（前回の模様はこちら）、今回も下は40代から上は70代と、幅広い世代の方にお集まりいただきました。どなたも、主婦として熟練されている方ばかりで、私たちがお邪魔した時には、配膳もほぼ終わり、後片付けされていました。ちなみに、この公民館は一昨年にできたばかり、キッチンも綺麗で、移動式のシンク台があり、用途に応じて多目的に使用できる機能を備えています。石野先生
「こんな素敵なキッチンだから、どんどん料理しなくちゃね」と一言。
 今回の献立のテーマは「加賀野菜を使って簡単にできるメニュー」ということで、金時草と太きゅうり、蓮根などの素材を使っています。皆さん、自宅ではそれなりに加賀野菜が食卓に上っているようですが、金時草なら酢の物、太きゅうりならあんかけといったように、定番メニューになっている様子。このため、「金時草と豚肉のゆで炒めは酢の物よりとても量が食べられて、ご飯のおかずにもなるし、とても美味しかったわ」、「こんな調理の仕方や、食材の組み合わせがあるなんて知らなかったわ」と新メニューに対しては驚きながらも、ためになったと感心されたようです。そして、多くの方が「工夫がいっぱいのこの料理を自宅でもぜひ、作りたい」とおっしゃっていました。
賑やかな試食会が始まりました。 石野先生曰く 「このデザートのバナナ・マシュマロヨーグルトは、一晩置くととても美味しくなるのよ。」どうやら、マシュマロが半溶け状態になり、とろとろの食感が楽しめるそうです。生徒さん
「うわぁ、美味しそう、家でも絶対やってみよう！」と意気揚揚なご様子でした。
この日は4月から市場長に就任された甚田和幸氏も来館しており、市役所の社会教育課勤務時代の、海外市場視察のお話を写真も交えてしていただきました。「10年程も前の話ですが、海外のスーパーでは、新鮮な地元の野菜や果実がカラフルに陳列されており、魚介類も自分の欲しい分だけ、量り売りで買う事ができました。店側はこうした購買意欲をかきたてるディスプレイを工夫するので、消費者は鮮度の良いものを見分ける目をもつことが大事になります。皆さんも、しっかりとそうした目を養っていってほしいです。本日はこのようなを設けていただき、ありがたいと思っております。手間をかけるということは食と向き合うということ。ぜひ、家庭で料理して下さい。」
そして、本日欠席の田中事務局長のピンチヒッターとして参りました、丸果・果実部長の高畠からは「加賀野菜は昔から残っている種を、栽培技術の高い生産者が作っています。その貴重な野菜を食べられる金沢は幸せな土地柄なのです。だから、もっと金沢の野菜を手間をかけて食べてほしい、家のご飯が美味しければ家庭は円満になります」と述べ、会はお開きとなりました。
今回のメニューは＜加賀野菜を使って簡単にできるメニュー＞
■ 金時草と豚肉の茹で炒め
■ れんこんと絹さやのごまあえ
■ 太きゅうりのすり流し汁
■ バナナ・マシュマロヨーグルト
作り方はレシピコーナーで紹介しています。ご覧下さい。
ご参加くださった皆さんありがとうございました。 |
