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野菜の知識

わさび
アブラナ科ワサビ属
Japanese horseradish(英)
日本原産の多年草。古来より栽培されており、山間の涼しい谷川の浅瀬に自生しています。
由来
平安時代の「本草和名」という本に「山葵」として、名前が出ています。
それ以前の奈良時代の賦役令(税金を納める方法を記した法律)の中にも「山葵」の名前がみられ、土地の名産を年貢として納めていたと推定されます。
江戸時代になって、徳川家康にワサビが献上され、味が良く葉の形が徳川の家紋に似ていたところから、静岡県有東木からの門外不出の御法度品とされたという記録もあるようです。
育つ環境
水温は常に8~15℃、広葉樹林帯から湧きでる山間高冷地の清流の中で育ちます。
ところが、同じ環境であっても、場所によっては育たないこともあり、いろんな条件が満たされた環境の中でしか育ちません。一人前になるには2年間かかり、希少価値のあるものといえます。
ハーブ !?
香草を総称してハーブと呼びますが、わさびはオリエンタルハーブの代表と言っても過言ではありません。鼻腔にツーンとくるあの刺激は他のハーブには見られないわさび特有の物です。
選び方と保存方法
全体に太くてゴツゴツしたものを選びましょう。
保存は濡れ新聞に包んで、ビニール袋などに入れて冷蔵庫に保存し、お早めにお召し上がり下さい。
美味しく召し上がれる期間は、約1週間程度になります。
※ 濡れ新聞は毎日取り替えてください。
辛み成分
わさびの辛み成分は、揮発性のからし油(イソチオシアネート)類です。わさびの細胞内の、「からし油配糖体」が、すりおろしなどにより物理的に破壊されると、わさびに存在する酵素の働きにより「からし油配糖体」の加水分解が起こり、からし油が生成されます。
わさびの効果
■抗菌作用
病原性大腸菌O157、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌など各種の食中毒起因細菌に対して極めて高い抗菌作用を持ちます。

■抗酸化作用
ガンや生活習慣病の原因ともなる活性酸素を除去する抗酸化機能も持っています。

■抗虫作用
魚介類に寄生する線虫の幼虫の活動を抑制します。

■血栓予防作用
主成分による効果で、血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を防ぎます。

■脱臭・消臭効果
わさびの辛み成分が魚などの生臭成分と反応し、生臭味を抑制し脱臭、消臭効果を発生させます。

■食欲増進及び消化促進効果
わさびの辛さは唾液の分泌を促し、消化液の分泌を高め、食物の消化吸収を促進させます。

■成分について
タンパク質、カルシウム、リン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどを含んでいます。
すりおろし方
皮はむかずに、茎だけ取って、茎の付いた方から目の細かいおろし金でゆっくりとねばりがでるようにおろします。
辛み成分は細胞が壊れることで生成されるため、細かくおろすほど辛みが増します。強く擦るとキメが粗くなり粘り気も落ちます。わさびは金気を嫌うので、おろしたらすばやく陶磁器の器に移すようにしましょう。
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