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野菜の知識

じねんじょ
ヤマノイモ科
yam(英)
栽培されている長芋やイチョウ芋、大和芋は中国から日本に伝来したものですが、自然薯は日本原産の野生種です。
春には新芽、秋から冬にかけて“むかご”と“いも”を採取します。
細くクネクネ曲がっているのが特徴。直径2~5cm、長さは30cm~1m以上になるものも。
効用・栄養価
古来より滋養、強壮、強精の健康食として知られています。
たんぱく質、ビタミン、ミネラル等に加え、多種の消化酵素を含み、貧血や高血圧の予防、神経痛、腸ガンの予防に役立つと言われています。
強壮の効能は、自然薯のぬめりにあり、このぬめりはたんぱく質を無駄なく活用させ、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進します。虚弱体質、呼吸器障害、ノイローゼ等にも効果があるといわれています。

新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用も著しく、疲労回復、成人病、ガンや糖尿病予防にも効果があるといわれます。古来より精のつく滋養強壮食として一般に用いられてきた他、漢方薬でも“山薬”“と称し珍重されてきました。また、自然薯にだけ含まれるディオスゲニンと言う物質が、若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割があるということも分かってきました。

DHEAとは神経ホルモンの一種で脳内の神経細胞の情報伝達に関与し、神経伝達物質ドーパミンを適切な量にし、また、ホルモンの分泌を促進させる効果があります。男性には山芋に含まれる男性ホルモンを作るDHEAで滋養強精効果があり、女性には老化防止とお肌の若さを保ちます。
調理法
たわしで表皮をよく洗ってから、乾いた布きんで水気を切りそのまま調理します。

酢の物
酢、砂糖、塩で合わせ酢を作り、すりおろした自然薯を合わせ酢に入れます。のりで巻いて食べてもおいしいですね。

味噌汁
自然薯をすりおろし、溶き卵を加えます。だし汁を沸かし、好みの具と自然薯を団子状にして入れます。最後に味噌を加え、味を調えます。
レシピ
とろろ汁
材料(4人前)
自然薯250g、卵1コ、だしカップ2.5、もみのり少々、塩小さじ1、醤油小さじ2~3、化学調味料少々
① だしに塩、しょうゆ、科学調味料を入れて、吸物より濃いめの味をつけ、冷やしておきます。
② 皮を取った芋をおろし金でおろし、すり鉢でよくすって卵を割り込み、更によくすり、上記のだしを少しずついれながらすり伸ばします。
③ 器に盛り、もみのりを浮かしていただきます。

すき焼きのつけダレに
材料(4人前)
自然薯250g、だしカップ2半、塩小さじ1、醤油小さじ2、化学調味料少々
① だしに塩、しょうゆ、化学調味料を入れます。
② 下処理をすませた自然薯をおろし金でおろします。
③ すり鉢に②の材料を入れ①のだしを少しずつ入れながらよくのばします。小鉢に入れたとろろにすき焼きをつけていただきます。

山かけそば
材料(4人前)
干しそば1束、自然薯200g、卵1コ、だし半カップ、塩小さじ1、化学調味料少々
① そばは差し水2回で茹で、水洗いして水を切ります。
② とろろを作り卵を加え、だしですりのばします。塩小さじ1と化学調味料で味付けします。
③ そばつゆを作り、だし、調味料を加えて煮立てます。
④ のり、ねぎ、わさびなどの薬味を用意します。
⑤ 器にそばを盛り、そばつゆをかけ、その上にとろろをかけ、薬味をのせます。
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